無料エロ同人

[返信]

Sweet Memory〜巨女お姉さまはボクの命の恩人〜
投稿者:巨女風呂


まるで熱帯に飛び込んでしまったようだ。
 汗でぐっしょりになりながら島田太一は目を覚ました。
 大阪・西成公園のテントの中である。記録的猛暑が西日本全域を包み込み、梅雨明けから一気に連日40度近い暑さがもう半月も続いている。
 彼はつい半月前までホームレスではなかった。自分には縁遠いものだと思っていた。
 それが半月前折からの不況により、契約社員だった彼はリストラされ、社宅も追い出されてしまった。あとでわかったことだが、会社の上層部がリスクヘッジの高いデリバティブ取引に手を出し、たちまち数十億円という負債を抱え込んだのが原因だった。
「俺もすっかり落ちぶれたなあ」
 なんとか“上納金”を払ってここに落ち着いたものの、それも来週で切れる。そうしたらまた居場所を探さないといけない。
 テントを出た彼は急に気持ちが悪くなり、茂みに嘔吐した。頭がズキズキ痛む。医者にかかりたいが、社宅を追い出された時点で厚生保険は切られている。一般診療での治療費はとても払いきれるものではない。
「このまま死ぬのかよ、くそっ、冗談じゃないぜ」
 周囲が一気に暗転し、彼は気を失った。

 気がついたときは病室のベッドだった。
 さっきまでの不快感はまるでなく、エアコン完備の病室である。まるで地獄から天国へ引っ越したようだ。
「こ、ここは……」
 病院だということはわかる。だが問題は“どこ”かということだ。
「あら、気がついたようね」
 ドアが開いてナースが入っていた。服の上からわかるほど豊満な体躯をしている。
「ここは? どこです?」
「ここは病院よ。あなたは患者で私がナース。わかるわね」
 人を食ったような言い方だ。
「ところで、カルテを作るのでお名前を教えてくれないかしら」
 ナースは新しいカルテ用紙をボードにとめて言った。
「島田太一」
 ボソッとした声で言った。
 そのあと定例の質問がされ、ナースはどんどんカルテに書き込んでいく。
「これでいいわ」
 そういうとナースはきびすを返した。
「あ、あの」
「なあに」
「じ、実はボクお金が……」
「心配ないわ。お金ならあるところからいただくから」
「???」
 ナースは奇妙なことを言うと病室を出て行った。

[戻る]

PASS:
画像掲示板レンタルアダルト無料ホームページ