[2268] 画像タイトル:(無題)
(無題)
名前:ぬははっはw
投稿日:2018年02月19日 03:03:14 No.2268001
まず、アンテナで受信される電波信号を低雑音アンプで増幅します。ここではすべての電波を受けて 増幅しています。増幅する際、強い電波と弱い電波がありますから、選択された電波の出力オーディオ 信号のレベルが丁度適当な大きさになるようにDSPから増幅ゲインを調整制御します (AGC:Auto Gain Controlと呼ばれる)。 これで電波がある一定以上の強さがあれば、オーディオ出力が一定の音量となります。
このあと、受信した電波を直接A/Dコンバータでデジタル信号に変換しようとするとFM信号の 100MHz近辺という高周波信号を変換しなければならなくなって難しくなりますので、周波数変換部で 内蔵発振器の周波数と混合して周波数の低い信号に変換します。
この周波数変換部で混合すると、内蔵発振器の周波数と受信信号の周波数を足し算した周波数の信号と、 引き算した周波数の信号が生成されます。ここでは、引き算した方の低くなった周波数の信号を A/Dコンバータでデジタル信号に変換してDSPに入力します。
しかし、この周波数変換では少し困ったことが起きます。それは内蔵発振器の周波数に近いラジオ局 の場合、周波数が近い別のラジオ局があると混信を起こしてしまうということです。 これを取り除くため、内蔵発振器と90度だけ位相がずれた信号による周波数変換の信号も生成します。 これをDSPの中で乗算処理をすると混信した信号を消してしまうことができます。 (この方式を「直交ミキサ」を使った「ダイレクトコンバーション方式」と呼ぶ) http://www.picfun.com/breadboard/bread01.html デジタル信号となってDSPに入力されたあとは、DSPのデジタルフィルタ機能により、チューニングで 指定された周波数のみを取り出し、FM検波してオーディオ信号に変換します。 さらにステレオの場合には左右チャネルの信号に振り分けます。 これらをすべてDSP内のプログラムで実行してしまいます。
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