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、「広開土王の碑」と「宋書」と「隋書倭国伝」を論拠に、古代朝鮮における日本の覇権の存在を立証した。あえて日本書紀の記述を避けて論じてきたが、日本書紀にはより具体的な朝鮮支配の事実が記してある。例えば、日本は百済の王子を人質にとり、その王子は故国を偲んで泣き暮らした、と書いてある。

ついでに考古学的立場からも、古代朝鮮は日本の支配下にあったことは明白だ。
日本の前方後円墳が３〜５世紀に作られたのに対し、韓国の前方後円墳は５〜６世紀に作られているのである。さらに韓国の前方後円墳の出土物に日本の埴輪に酷似した土器類が発見されている。古代朝鮮の王族が日本人であったことの証拠と考えるか、あるいは同じ形態の墓を作るほどに日本化した朝鮮の王族がいた、と考える他ないのである。（内洞里古墳群１号墳全長５６ｍ、月桂洞古墳全長４６．５ｍ）

最後に天皇が半島出身である、という妄説を覆そう。この説は皮肉なことに、韓国併合時に日本が朝鮮人を慰撫するために「日鮮同祖論」を唱えたことに由来している。この天皇朝鮮人説は根強く、「反日のプロ」である在日朝鮮人評論家・シンスゴが、「そんなに日本が嫌なら祖国へ帰れ」といわれたときに、「じゃあ天皇も連れて帰る。しかしあいつは働かないからダメか」と発言したように、朝鮮人は日本を嫌う一方で、なぜか天皇が朝鮮人だと主張したがる。