孫の顔見たさに松本から上京した“いなか刑事”伊原泰三(小林稔侍)は、ひょんなことから殺人事件の容疑者に間違われ、事件に巻き込まれる。
その事件は、東京にある畑山運送店の社長・畑山功一が何者かに殺された殺人事件だった。畑山は事件の2日前から行方不明になっており、周囲の人間が心配している中での出来事だった。
畑山はどこかへ姿を消した後、事務所へ戻り、深夜、事務所で残業中に何者かに襲われ殺されたらしい。
ガラスを割って侵入したあとがあり、引出しが荒らされていたことから、警察は物取りの線で捜査を進める。
親族や従業員のアリバイがはっきりしている中で、事務所裏のゴミ箱を物色していたホームレス・大木が連行される。しかし調べを進める城南署の刑事・緒方(鶴見辰吾)は、被害者の後妻・奈美恵(渡辺典子)に疑いの目を向けていた。