風間昭平(北大路欣也)は、全国各地を転々と渡り歩くさすらい署長。
現場一筋に叩き上げ捜査で数々の事件を解決してきた。
そんな彼が新たに赴任した岩手・盛岡南署の管轄内で、公園に横たわる女性の変死体を発見する。
死体は下着姿で首に圧痕があり、左手は肘の上辺りから切断された惨い状態だった。
署では、風間の警察学校の同期で捜査一課長の小向(新克利)や、
一匹狼で昔気質の部長刑事・村里(石倉三郎)らが顔を揃えた。
捜査本部は、被害者の身元割り出しと未発見の左腕の捜索に全力を上げる捜査方針を掲げた。
そんな中、事件を聞いて駆けつけた地元紙「北斗タイムス」の編集長・高見隆二(石橋蓮司)により、
被害者が昨晩から帰宅していなかった高見の妻・英子と判明する。