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総合スーパーに勤務する二階堂雪（木の実ナナ）は、警備会社から派遣されている女性保安員。毎日、大勢のお客さんの中から万引き、置引き、スリを見つけたり、それを防止する仕事をしている。ある日、雪の勤めるスーパーで、従業員の親睦バスハイクが行われ、雪も従業員仲間と一緒に渓流でのニジマス釣りに参加した。雪たちが釣りを楽しみ、バーベキューをするために集まり始めたその時、川の上流から、「アーッ！」という男の悲鳴がこだました。
「誰か、助けて！」と叫ぶ、レジ係の北見芳江（根岸季衣）の声に、雪と店長の和田（ルー大柴）が駆けつけると、なんと河原の岩場で、実演販売員の浅井（青柳文太郎）が頭から血を流して倒れていた。傍らには真っ青な顔の北見と同じくレジ係の白鳥繭子（美保純）が呆然と立ち尽くしている。
和田が急いで浅井に駆け寄ったが、浅井は既に死んでいた。警察での取り調べに、北見と繭子は浅井が写真を撮ろうとして、岩場からバランスを崩し、転がり落ちたのだと供述し、浅井は事故死扱いとなった。浅井の葬儀に出席した雪は、やつれた奥さんと幼い子供の姿に思わず胸が痛むのだった。