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建設会社勤めの恵子（高木美保）、アパレルメーカー勤めの智美（香坂みゆき）、証券会社勤めの由紀（村上里佳子）の仲良し三人組が飛騨高山へ小旅行。偶然出会った昔の恩師・小西（谷啓）の案内でまず高山の古い町を見物するが、やがて二人とはぐれてしまった恵子は、思いがけず野木（中丸新将）と出会う。四ヶ月前まで恋仲だった男だ。野木は今、名古屋でＯＡ機器リース会社を始めたという。そのころ智美と由紀は、城山公園で首に紐を巻きつけられて悲鳴をあげる女性を助ける。逃げ去っていく怪しい男。女性は東京から来た社長夫人の令子（結城しのぶ）で、お礼にその夜、夫の津山（森下哲夫）とともに、三人を夕食に招待する。
翌日レンタカーで平湯温泉郷へやってきた三人、そこでまた令子に会い、連れ立って林道を散歩していて、草むらで絞め殺されている津山を見つける。津山は野木と同業、東京のＯＡ機器リース会社の社長だった。犯人は昨日令子を狙った同じ男か？しかも翌日、御母衣ダムの崖下で、三人は若い男の死体を発見する。東京からの車中で見かけた男だ。恵子は津山など全く知らないという野木の存在を気にし始める。