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[1315] 画像タイトル:(無題)
(無題) 月曜ミステリー劇場 名前:横山秀夫サスペンス囚人のジレンマ 投稿日:2012年01月15日 19:29:17  No.1315001

 山梨県警捜査一課強行犯係には3つの班がありその全てがここ5年間の検挙率はほぼ百パーセント、全国の警察から「最強軍団」と呼ばれていた。3つの班にはそれぞれ特徴のある班長がいる。一班班長の朽木、二班班長の楠見(段田安則)、そして三班班長の村瀬(伊武雅刀)。それぞれがお互いに強烈なライバル意識をもち、鎬を削っていた。そんな捜査一課強行犯係の3つの班をまとめるのが捜査一課課長の田畑(橋爪功)だ。最強軍団をまとめる彼は、他の警察からは羨望の眼差しで見られていた。
 最近、そんな田畑の悩みが尽きない。立て続けに3件の殺人事件が起こり、捜査一課の全ての刑事が捜査に駆り出されているのだ。最初に起こった主婦絞殺事件には一班を、次いで起こった証券マン焼殺事件には三班を当てた。しかし一班班長の朽木は現在強盗殺人犯を追ってアメリカへ飛んでいるため、以前に三班班長代理として事件を解決した東出(石橋凌)が異例の一班班長代理についていた。一班が担当する主婦絞殺事件と三班の証券マン焼殺事件とも容疑者は絞れているが、決め手となる証拠がなく捜査は難航していた。そこに、さらに調理師殺人事件が起こったのだ。
 誰もいない捜査一課で田畑は悶々としていた。全く捜査に進展がないものの、記者に対する定例記者会見は開かなければならない。そこで記者からは容赦のない質問が浴びせられる。おまけに刑事部長の尾関(寺田農)からもプレッシャーをかけられ、検挙率百パーセントという実績が田畑に重くのしかかっていた。
 そんな折、楠見から調理師殺人事件の容疑者として被害者の妻を取り調べるとの報告が上がってきた。確たる物証もないまま妻を引っ張るという楠見に田畑は止めるよう命じるが、楠見はそれを無視して独自路線をとる。
 3つの事件捜査が難航するなか、田畑は、三班に所属する伴内(上田耕一)が足手まといと蔑まれていることを知る。伴内はかつて自分に刑事のイロハを教えてくれた先輩で、退官を来年に控えた彼の情熱にほだされた田畑が八方手を尽くして異動先から捜査一課強行犯係に戻したのだった。
 進まない捜査と上司からのプレッシャー、部下たちの独善的な行動、記者との情報戦、先輩刑事の境遇…。様々な要因から田畑は次第にジレンマに陥って行く…。





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