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ラジオ局ＴＦＭのＤＪ実矢は３９歳。看板ＤＪといわれているが、転進の時期を迎えている。上司の秦野ありさ副部長は、ＤＪの実矢に批判的だが、同情もしている。そんな時、１４歳の少女がウッドロックという名称で「殺人容疑で捕まった父を助けて」のＦＡＸを寄せる。そして実矢が「調べる」と言ったため、番組関係者は事件に巻き込まれていく。
ありさは、局上層部の反対を押しきり、１週間分の殺人事件から東京・品川の町工場で起きた信用金庫貸し付け係石岡殺人事件に的を絞る。捕まったのが工場経営者の岩木。つまり、ウッドロックの父親だ。実矢と同期の男の弟で、所轄署にいる刑事、健治の協力を得ることに。岩木は信用金庫の融資打ち切りを怒り、犯行に及んだらしい。現場で警官から逃げたり、アリバイのウソもばれ、状況はかなり悪い。おまけに、岩木の娘、里菜の行方が分からない。
実矢は番組を通じて里菜に呼びかけ、２回目に反応が現れる。が、その時、里菜に危険が迫っていた。幸い、実矢が気づき、里菜と彼女を襲った男も逃げるが、今度は仕事帰りの実矢がライトを消した車に襲われた。