[1985] 画像タイトル:(無題)
月曜ドラマスペシャル
名前:十和田湖密会殺人の罠
投稿日:2012年03月05日 20:45:11 No.1985001
デパート「藤島屋」本店。大ホールでは盛大に謝恩パーティーが開催されていた。壇上には、社長の真野慎太郎、妻の香保子、息子の博之、その妻・霧子等が並んでいた。12年前、札幌デパート戦争に敗北した藤島家から慎太郎が経営を引き継いだのだった。が、今でも先代社長の長男、藤島洋介を中心とする旧藤島勢力との暗闘は続いていた。社長秘書だった霧子は、見込まれて博之の嫁になったのだが、その前には同じ社員の峰野と恋人同士の関係だった。 同、洗面所付近。霧子に新聞記者の船岡が近づいてきた。船岡とは以前迷子になった船岡の息子を世話したことから密かに交際を続けていたのだ。それというのも、霧子と博之との夫婦関係は、姑、香保子の干渉もあってうまくいってなかった。船岡は「明日十和田湖で会いたい」と熱く迫り、霧子は戸惑った。そこへ、現社長秘書の敏子がやって来て話は中断した。霧子と敏子は高校の先輩後輩の仲で、霧子が今何でも打ち明けて相談できる唯一の親友だった。敏子は、霧子の同級生の葬式が明日弘前であるので行ってくれないかと、霧子に頼んだ。十和田湖、某ホテル。 こうして霧子は、口実をもうけて船岡と密会することができた。霧子は博之との結婚を解消して、船岡と結婚するつもりでここに来たのだった。翌朝、霧子はベッドの隣りで死んでいる船岡を見つけて、血も凍る程驚いた。事の重大さに気づいた霧子は、人目を避けてホテルを抜け出した。こうして霧子にまつわる連続殺人事件の幕が開いた。
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