神山は東京・吉祥寺の開業医。ある日、商店街の小料理屋の女将・清美が車にはねられた。神山の応急処置により命に別状はなかったが、まもなく清美が自ら車にぶつかったという目撃証言が。神山は清美が腎臓移植のドナーカードを所持し、RhマイナスBという極めて珍しい血液型ということから、誰かに腎臓を提供するための自殺未遂ではと推測する。