小春の日舞の師匠、松代流十三代目家元・輝正が心筋梗塞で死亡した。薬を携帯していたことを知る小春は疑問を抱く。通夜の席には、正妻の冨士子の元を愛人の君蝶が弔問に訪れ波紋を呼んだ。やがて、冨士子と家元の実弟の間に後継争いの動きが起こるが、告別式の慰労会で冨士子が推す次期家元候補が毒殺され・・・。