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女と愛とミステリー
名前:猪熊夫婦の駐在日誌 西伊豆キャンプ場殺人事件
投稿日:2012年05月21日 21:38:41 No.3068001
猪熊靖子は、西伊豆の小さな町の駐在員・猪熊喜三郎のしっかり者の妻。靖子は元医者だったが、喜三郎との結婚を機に退職。現在は駐在所の庶務などをしながら勤勉な夫を支える日々に満足している。ある秋の日、のどかな海辺の町を揺るがすような事件が起きる。 朝、キャンプ場にキノコ狩りに来た女性が、古いテントの中に横たわっている男女の死体を発見したのだ。男性は町の小学校教論・宮沢伸一。ダイバーズナイフ で胸部・腹部を刺されていた。女性は、浅利電器社長・浅利正光の妻・修子で、こちらはトリカブトによる服毒死。死亡推定時刻は深夜0時〜2時の間だった。 2人はそれぞれに家庭があり、修子の所持品から自殺を匂わす走り書きが見つかったことから、警察はダブル不倫の末の無理心中の可能性が高いと推測。しかし 猪熊喜三郎はこれが殺人の場合、何故犯人は男をナイフで刺し、女を毒殺するという面倒な殺し方をしたのか、何故テントがボロボロの古いものだったのかに疑 問を抱いた。猪熊から話を聞いた靖子も宮沢夫妻の仲の良さを考え、不倫心中はありえないと感じるのであった。
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