[3092] 画像タイトル:(無題)
女と愛とミステリー
名前:断崖
投稿日:2012年05月22日 22:13:32 No.3092001
脚本:篠崎好
http://www.tv-tokyo.co.jp/mystery/016.html
http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-35062
かつての栄光にすがりつく女優の森宮環(山本陽子)は、五十歳を目前にして大作映画の主役を演じるチャンスを得た。しかし映画制作には莫大な費用がかかり、それをどのように捻出するかが問題だった。環のパートナー・佐伯淳司(小野寺昭)の会社は多額の負債を抱え、いつ倒産してもおかしくない状況だという。崖っぷちに追い込まれた佐伯と環は、ある計画を実行して、大金をせしめようと目論んだ。その計画とは、映画の打ち合わせを兼ねたパーティーで、佐伯が狂言自殺を図り、スイスの銀行に預けてある十二億円と 生命保険金二億円をせしめるというものだった。 佐伯は、断崖絶壁に建つ別荘の庭先から、招待客の見ている前で夜の海にダイビング。渦に巻かれて沖に流されたように見せかけ、実は入り江の先端の洞窟に泳 ぎ着き、隠しておいた変装用の衣服に着替えて逃走し、偽造のパスポートを使って国外へと脱出する、という大胆な計画だった。そしてパーティーの日。以前か ら環と親しい付き合いをしていたカメラマンのケイ(水野真紀)も別荘に招待された。 デジカムやスチール・カメラで美しい景観を次々とおさめていくケイ。パーティーには、映画に出資する広告代理店社長の吉岡や、映画評論家の柳夫妻、新進女優の清水百合(三浦早苗)らも参加していた。そして宴もたけなわとなった頃、佐伯は計画通り、いきなり庭へと出て行き、バラ園に隣接した断崖の見晴らし場から暗い海へ 身を躍らせた。仰天した一同は、慌てて崖下へとおりていく。するとそこには、沖に流されて発見出来ないはずの、墜落した佐伯の無残な死体があった。血の気をなくして、その場に崩折れる環。その様子を崖の上から蒼白な表情で見つめる女性がいた。その女性とは、佐伯の妻・富江(大空眞弓)だった。
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