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一向に売れない発明に没頭している佐原旬介（鹿賀丈史）はある日、５年前に別れた妻で宝石店を営む志保美（田島令子）が自宅マンションで刺殺されたとの知らせを受けた。
旬介が引き取っている１５歳の娘亜由子（伊藤麻奈）と食事をして別れた後のことだった。亜由子によるとその時母は念願のデパート進出が決まってすごく嬉しそうだったという。 志保美は離婚した直後、旬介のかつての恋人だった宝石店の店舗「瑞鳳堂」の女社長・朝倉文子（梶芽衣子）のもとで商売を学び、半年後に独立していた。斬新なアイデアで急成長しただけに業界に敵も多かったという。旬介は彫金デザイナー志望の大学生沢村萌（佐野量子）の協力を得て犯人探しを開始し、やがて志保美の片腕だった南礼子（一色彩子）が有力容疑者として浮かんだが・・・。