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アウトドアライターの長谷見拓也（渡辺徹）は、バイオリニストの妹・笙子（白島靖代）、その親友でチェリストのさおり（石野陽子）を軽井沢のホテルに送った。友人の若社長・小林（増田由紀夫）から、夏の間、毎晩ミニコンサートを開くので寄越してほしいと頼まれたのだ。売れない演奏家の二人は、ひと夏を軽井沢で過ごせるとご機嫌。ホテルに着くとトリオを組むピアニスト・佐藤ひろみ（中島ひろ子）に紹介された。
折りしも周辺は新たなレジャーランド開発をもくろむ開発会社社長の岩淵雄一郎（大門正明）と反対派の間で激しい争いがくりひろげられ、雄一郎は何度か命を狙われていた。その雄一郎の妻が学生時代の恋人・槙子（南條玲子）だったことを知った拓也はしばしロマンチックな気分にひたるが、数日後、雄一郎が遂に何者かに殺され、持ち前の行動力を発揮した拓也は意外な真犯人をつきとめるのだった。