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左近警部（古谷一行）と恋人の警部補・かおり（木の実ナナ）は 婚約を記念して屋久島へ出かけた。左近は飛行機で知り合った女子大生たちと海岸で遊んでいる。そんな左近に腹を立てたかおりは高見沢（江藤潤）という男と知り合っ た。東京の商社マンの高見沢は親切で優しい。かおりは女子大生に誘われ、高見沢と露天風呂めぐりに出かけることにした。口では「ご勝手に」と言ったもの の、やはりかおりが気になった左近も同行した。鹿児島へ到着した一行が観光を楽しんでいた時、女子大生グループの1人・緑（桑田和美）がかおりと高見沢を実家へ招待した。緑の実家は地元の大地主。土地の相続問題で母の菊代（丹阿弥谷津子）と緑の姉・藤子（泉じゅん）らは嫁の真紀（長谷直美）と争いを続けていた。殺伐とした雰囲気に驚くかおりと高見沢に、緑は 「1日でいいから泊まって。心配なんです」と言う。その夜遅く、ひそかに外出した藤子が何者かに殺された。