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中学の美術教師・相馬丈二（伊原剛志）は、町の有力者である伯父・黒田崇行（織本順吉）の許に後妻にはいってきた康子（桃井かおり）に惹かれるものを感じた。
キャバレーのホステスだったという康子は厚化粧で奔放な感じの女だった。
町の人は、30歳以上も年上の男に嫁いできたのは数十億円といわれる遺産が目当てだろうとウワサしあった。
そして丈二の婚約者である里美（三田寛子）も丈二の関心が康子に向くのを知って心おだやかではなかった。
やがて丈二は康子が月に四日間だけ必ず上京することを知った。
結婚の時の条件だという。
一ヵ月後、黒田が家に侵入してきたタクシー運転手・飛田（立川三貴）を猟銃で射殺するという事件が起こったが、正当防衛で釈放された。
夏休みになり、先輩を訪ねて房総の港町へ行った丈二はそこで康子とウリ二つの人妻・敏子（桃井かおり）を発見した。
そして彼女が東京に仕事を持っていて月に四日しか在宅しないときいて、康子と敏子は同一人物ではないかという疑問を抱いた。
その直後、今度は黒田が死に、改めて調査を開始した丈二は驚くべき真実をさぐり出すのだった。