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広岡銀子（高島礼子）、32歳、職業はトラック運転手。
死んだ夫の形見のトラックを走らせ、息子の卓也を育てている。
多少、落ち着きが無い所があり、それが原因でせっかく義母の容子（佐々木すみ江）がセッティングした望月（梨本謙次郎）との見合いも失敗してしまう。
しかし今日も銀子は、元気にトラックを運転している。
ところが、気仙沼から東京へ向かう銀子のトラックの荷物から、なんと箱に入った男の死体が出てきたのだ。
男は平岩といって、宮城の食品会社の社員らしい当然ながら銀子も容疑者の一人として警察の取り調べを受けるが、平岩の死亡推定時間に銀子が望月と見合いをしていたというアリバイがあり、銀子の疑いは晴れた。
しかし銀子のトラックは警察が押収。
しかも取り調べにより荷物を指定の時間までに届けられなかった銀子は、荷主から多額の賠償金を請求されてしまう。
怒る銀子に、何とかしてやりたいと思うトラック仲間の昴太郎（寺脇康文）。
二人が気仙沼での銀子の行動を思い出してみると、死体の箱は荷積み場で昴太郎が間違って入れてしまったらしい。
本来その箱は黒崎（新納敏正）が運ぶ荷物だった。
早速事情を聞こうと気仙沼の黒崎の家に向かった銀子と昴太郎。
しかし二人が見たのは、首を吊って死んでいる黒崎だったのだ。