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新進フラワーデザイナーとして売れっ子の沢村比呂子(叶和貴子）は最近ときどき激しい頭痛とめまいに襲われていた。
夫・浩介の食事の誘いを断って業界の会食に出席した比呂子はその帰り再びめまいに襲われ、
よろめいたところを殺し屋ふうの男につかまって殺されそうになった。
危ないところを助けてくれたのはカルチャー教室の生徒で医師の上條英樹（高岡健二）だった。
病院にかけつけた浩介は上條から比呂子に良性の脳腫瘍が発見されたと告げられた。
浩介は比呂子の同郷の親友・今井昌子（沖直美）になぜか悪性でもう長くないと教えた。
偶然立ち聞きした比呂子はショックを受け、どうせ死ぬなら故郷の八甲田山の山ふところに抱かれて死にたいと切望した。
そして夫が中泉美佐子（三浦リカ）という女と交換殺人の契約を結んで自分を殺そうとしているのも知らず二人で故郷へ旅立った。