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ある所轄署の刑事・中島竜次郎（役所広司）は内妻・智子（竹井みどり）の借金を肩代わりしてもらったことから
那須の牧場主・野宮（渥美国泰）の“私兵”としての顔も持つことになった。
そしてその直後、智子は姿を消した。
一年半後、野宮に呼び出された中島は、何者かに脅されているという野宮一家をガードすることになった。
牧場で開かれた野宮の養女・比沙子（大西結花）の誕生パーティが終わった翌日、
東京のマンションで野宮の愛人がトリカブトで毒殺された。
その所轄署の藤崎刑事（峰岸徹）の案内で被害者を見た中島はガク然とした。
なんと去った愛人・智子だったのだ。
しかも野宮は子供が出来ない体であるにも拘らず彼女は妊娠していた。
中島はやがて野宮がウソの脅迫事件をでっち上げて智子を謀殺したのではないかと思い始めたが、
その矢先、藤崎もまた自分と同じ野宮の私兵であることを知った。
そしてその直後、野宮が交通事故で死んだ。