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千春（名取裕子）は例の如く、ドリーム観光部長・須藤（蟹江敬三）に「函館デラックスツアー」の添乗員に指名される。
しかし何としても「今世紀中の結婚」に燃える千春は南へ向かうと良縁に結ばれるという占いを信じ、
全く逆の方角に向かうことを断固拒否。
須藤と言い争いになる。
とその時、店の接客カウンターに好みの男性が・・・。
どうやらその男・磯貝正信（永島敏行）は函館デラックスツアーの申し込みに来たようだ。
二枚目の磯貝を見て心がときめいた千春はすかさず自分がこのツアーの添乗員であると名乗り出る。
今回の2泊3日の旅には須藤も同行する。
というのはツアー客の中に本宮美恵（濱田万葉）が参加しているが、彼女の父親が旅行雑誌にエッセイを書いている作家なのだ。
ある意味では美恵の“接待”の為に同行するのだ。
一人でツアーに参加する磯貝に何気なく近寄る千春だがなかなか磯貝の心は千春に向いてこない。
歯がゆい思いをする千春。
そんな時千春に一目惚れしたツアー客の神戸という中年男性が登場、その後も執拗に追い回される羽目に。
函館の夜景を見にホテルの表で待ち合わせる千春たちだが
ツアー客の橋本隆司と4人組でツアーに参加しているOL・平田紀子（村岡英美）の姿が見えない。
心配した千春と磯貝は紀子を捜す。
その時、磯貝が血を流して倒れている紀子の姿を発見、警察に通報する。
第一の殺人である。
紀子と一緒に来ていた高萩君江（若林しほ）と本宮美恵と三田正美（八木小織）は動揺を隠せない。