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小林稔侍扮する新免玉三郎は最近勝ちから見放され、ツキを呼び戻そうと経営再建にも協力したことのあるサウナ「ゆトリアム」を久々に訪れる。しかし、以前は明るかった店にはどこかピリピリした空気が漂い、従業員達は口数が少ない。原因はゆトリアムのマネージャーの恋愛問題だった。思いを寄せる女性に近寄れずに悩んでいるマネージャーに恋の手ほどきをするとお節介を焼く玉三郎に、全員が反対。
案の定、事態をめちゃめちゃにし、玉三郎は琵琶湖畔の長浜へと旅立つ。ここで美人の未亡人に出会った玉三郎は、あの手この手で彼女に好かれようと懸命になる。マネージャーに恋のイロハを教えた玉三郎だが、自分のこととなるとどうなるのか。長年連れ添ってきた愛車を捨て、銀輪稼業に見切りをつけて長浜に永住を決め込んでしまう玉三郎。“フーテンの寅さん”を地でいくような惚れっぽい玉三郎に本当の幸せはやってくるのか？