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テキヤの娘として生まれた水上結花（伊藤かずえ）は
株式会社になった家業を先代の片腕だった矢尾板（石倉三郎）に任せてフリーのルポライターとして活躍していた。
ある日、街頭で倒れた老婆を背負って病院に運んだ男を目撃、これを街の美談にしようと取材をはじめた。
ところが美談の主、小室（西田健）は頑なに取材を拒否し、
結花やボーイフレンドの警視庁刑事・浅倉（竹内力）に疑念を抱かせた。
結花は会ってお礼したいという老婆の夫・後藤（村田正雄）と共に再び小室を訪れたが彼は何者かに殺されていた。
調べによって彼は企業をゆするブラックジャーナリストだったことがわかった。
結花は小室の愛人・郁子に接近するが、彼女も小室も同じ南紀の出身と知った。
一方、結花は大学の後輩・景山美音子（坂上香織）、
その父で教授の光基（下條アトム）、母・睦子（山口美也子）らが事件にかかわりがあるらしいことを知った。
一家も南紀出身だった。
紀州に飛んだ結花は驚くべき事実と意外な真犯人を突き止める。