[6684] 画像タイトル:(無題)
火曜サスペンス劇場
名前:弁護士高林鮎子34志摩の旅・みえ6号毒殺連鎖
投稿日:2013年02月04日 20:57:03 No.6684001
その日、鮎子は園芸店で綺麗な鉢植えを買った。育て方などを質問するうちに、その店の若い店員、手塚志穂と親しくなった。鮎子が弁護士だと知ると、志穂は一瞬何かを考える顔になったが、すぐに元の元気のいい笑顔に戻った。
翌日、その志穂が草鹿法律事務所を訪ねて来た。 「兄の保険のことなんです」 ――志穂の兄、手塚文也は、建築会社に勤めていたのだが、一年半前、事故にあって現在も意識不明の状態である。会社からは見舞金と退職金の名目でわずかばかりのお金が支払われたが、最近、分かったところでは、会社は兄に生命保険をかけており、保険会社から一億円を受け取っているというのだ。 会社に支払われた保険金のうち、その何割かでも家族に払ってもらえないかと訴える志穂・・・
・・・とにかく状態を知りたいと、鮎子は志穂に案内されて病院を訪ねた。 文也は人工呼吸器でつながれ、ただ機械に生かされている状態である。医師は回復の見込みはなく、このままの状態がこの先何年つづくか分からない、と言っているという。 文也には結婚相手の妻、貴子がいた。貴子は今はあるスナックで働いているのだが・・・。その後連続殺人が発生……やがて鮎子は真犯人を探るため、完璧と思われた時刻表トリックに挑んでいくのだった
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