[6699] 画像タイトル:(無題)
女と愛とミステリー
名前:長崎で消えた女
投稿日:2013年02月05日 21:39:56 No.6699001
妻を亡くした後、上司を殴って辞職に追い込まれた二本松秋彦(渡瀬恒彦)は、元の会社の専務・新開賢三(宍戸錠)から、会社の裏金の3億円を横領して逃げた営業部長・網野孝行(大河内浩 )を探して欲しいと頼まれる。網野は二本松の辞職の引き金になった元上司だった。網野には長崎に女がいることがわかっており、さっそく二本松は「にわか探偵」として、長崎に向かう。
それから何の進展もないまま3週間が過ぎ、地元の探偵社を訪れた二本松は、所長の遠山(財津一郎)に内密に調査を依頼する。その後、ホテルに戻った二本松は女性に声をかけられる。それは昼間、車にひかれそうになったところを二本松が助けた女性で、自分も不倫の人妻を捜して長崎へ来たと言う。同じ探偵にしては心もとない二本松に、女は探偵としてのアドバイスを説きながらメモを渡した。そこには藍川真奈(一路真輝)という名前と携帯電話の番号が書かれていた。
数日後、遠山からの連絡で、網野が太田吾郎という偽名を使ってアパートを借りていたことが判明する。二本松が東京にいる新開に連絡すると、翌日の午後6時に長崎駅前で待ち合わせをし、網野の所に同行するよう指示を受ける。
翌日、二本松が尾行する中、網野はスーパーで2人分の食料を買い込んでアパートへ戻った。探偵社から借りたワゴン車で見張りを続けていた二本松に、新開から長崎に行けなくなったので代役を向かわせるとの連絡が入る。二本松が約束の時間に長崎駅前で待っていると、新開から代役も無理なので一人で網野を尋ねるよう連絡が入る。
その夜、二本松が網野を尋ねると、彼は不在でドアの鍵はかかっていなかった。来客のあった形跡が残る部屋で、二本松は盗まれた3億円を捜すがどこにもなく、代わりに出てきたのは首に縄の巻かれた網野の死体だった。その時パトカーが到着し、二本松は警察の声を振り切ってワゴン車で立ち去る。ホテルへ戻って新開に事情を説明すると、出張ですぐには協力できないと言われてしまう。二本松はそれまで本名で動いていたことを後悔し、ホテルを出て真奈の元に転がり込んだ。
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